工法の基礎知識

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どんな工法で家を建てますか?~夢のマイホーム~
せっかくだから家について勉強しましょう

建物の「骨組み」のことを構造といいます。
その構造は、「骨組み」部分に使用される材質によって、大きく分けて下記のように分類されます。
また、「工法」とはその名の通り、建てる方法のことをいいます。

  • 木造

  • 在来軸組工法
    在来軸組工法
    特 徴

    昔から日本で発展してきた住宅建築工法で、別名「在来工法」や、「軸組工法」とも呼ばれています。木材で土台・柱・梁・などを構造の基本とし、「点」で構造体を構成しているため、間取りの自由度が高く、大きな空間や開口をつくりやすいのが特徴です。そのため、窓が大きく取れるので、風通しが良く、自然換気が十分可能なプランを作りやすいといったメリットもあります。

    防火性能と断熱性

    木材は燃えやすいと思われがちですが、柱や大きな梁のように、ある程度太さのある木材は、表面が炭化するだけで、なかなか燃えません。また、木材は、熱を伝えにくい材料なので、断熱材を隙間なく施工することで、断熱効果を高めることが可能です。

    調湿能力

    木材は調湿効果も高いので、健康に配慮した住宅をつくることができます。

    工法で選ぶ

    和風住宅を検討されている場合は、この工法に勝る工法はないといえます。

  • 枠組壁工法
    枠組壁工法
    特 徴

    アメリカ・カナダで開発された建築工法で、別名「2×4工法」(ツーバイフォー工法)とも呼ばれています。
    基本的に2インチ×4インチ(38mm×89mm)、2インチ×6インチ(38mm×140mm)、2インチ×8インチ(38mm×184mm)などといった断面の木材で作られた枠組に、構造用合板を指定の釘にて打ちつけた木製パネルを組み立てて、床・壁などを構成しています。

    耐震性と耐火性

    枠組壁工法は、その名称の通り、壁・床・天井の「面」で構成し、台風や地震などの外力は面で受けるので耐震性に優れているといえます。
    また、面構成で隙間が少ないため、断熱性・気密性にも優れており、火が燃え広がりにくく耐火性も高いのが特徴です。

    工法で選ぶ

    輸入住宅などと表記されている場合は、この工法で作られているのが一般的といえます。

  • 鉄骨造

    『重量鉄骨造』『軽量鉄骨造』

    柱・梁などの構造体に鋼材を使用した建築工法で、一般的に鉄骨造と呼ばれています。鋼材の厚さが6mm以上のものを「重量鉄骨造」、6mm以下のものを「軽量鉄骨造」と呼びます。

    『ラーメン工法』

    ラーメン(rahmen)工法とは、部材の接点で全ての断面力が伝達するように、剛接合されて一体化していることをいいます。比較的、肉厚の厚い鉄骨を用いて、鉄骨の柱と梁で建物を支える工法のため、ブレースや耐力壁が不要です。

    『ブレース工法』

    鉄筋や鉄骨の「筋交い」のことをブレースといいます。このブレースを建物に入れて、柱や梁が動かないようにする工法です。

  • 鉄筋コンクリート造

    『壁式工法』『ラーメン工法』

    RC造とも呼ばれており、柱・梁・壁・床などの構造体に、鉄筋コンクリートを使用した建築工法です。壁・床などで支えるものを「壁式工法」、柱・梁などで支えるものを「ラーメン工法」と呼びます。 どちらかというと、中高層のビルやマンションなどに適している工法といえます。