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ひとつの金物をひねって使い分ける・・・たったそれだけのことが、金物工法に新しい世界を生み出しました。これまでの金物は、金物をボルトで木材に固定してきました。当然、様々な工具が必要となり、金物取付などの作業工程も複雑になります。
TWISTECは、「金物はボルトで固定するもの」という常識を金物を「ひねる」というそれだけのことであっさりと覆したのです。横架材同士の接合には、金物のシングル羽を「ひねる」ことで対応。
そこにドリフトピンを打ち込むだけで緊結されるこの工法は、ワンスリットの加工もあいまって、これまでの金物工法が苦手とした柱や梁が表しになる真壁工法でも美しく仕上げることが可能となりました。
しかも、取付穴の寸法をあえて変えたことで、金物を間違えて取り付ける心配は皆無。在来軸組工法にこだわりをもっている方にこそ、使っていただきたい、そんな接合金物、それがTWISTECです。
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TWISTECの2大特長
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ボルトレス
フラット金物とツイスト金物を組み合わせることによって、これまで欠かせなかったボルトを一切使わず、ドリフトピンだけでの施工を可能としました。
在来工法の基本構造である「梁勝ち工法」を採用
従来の金物工法は柱勝ちが基本の工法です。TWISTECは在来工法と同じ「梁勝ち工法」を基準としていますので、初めての方でもスムーズな導入が図れます。
TWISTECの革新性
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1. 金物の取り付け間違いがない
金物ごとに木材の取り付け加工(寸法など)が全て違うので、金物の取り付け間違いが基本的にありません。
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2. 接合部がすっきりキレイ
ワンスリットの1枚羽タイプで出幅も小さいので欠損が少なく、表し工法の梁などもきれいに仕上がります。
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3. 運送コストを低減できる
金物自体がコンパクトなので、先付けで現場に輸送する際、無駄な空間が生まれず輸送コストを抑えることができます。
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4. 柱の回転が抑えられる
柱頭・柱脚金物もワンスリットタイプで、しかも2箇所ピン止めなので、金物の回転が起きにくく、柱が回転することもありません。
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5. 柱の追加・取り外しが簡単
柱頭・柱脚金物もワンスリットタイプなので、間違いやリフォーム時など、柱を横スライドさせて簡単に追加や取り外しができます。
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6. 金物同士の干渉が皆無
一個の金物を独立して取り付けるシステムで、一般の金物工法のように、二つ以上の金物をボルトで緊結することが無く金物干渉がほとんどないので、梁せいを変えたり、位置をずらすことが簡単にできます。
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7.ヒートブリッジしにくい
ボルトレスのため、金物が外部と接触することがほとんど無く、ヒートブリッジが起こりにくい。
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8. ファイアーストップが簡単
横架材の加工がワンスリットのみで切り欠きが無いため、市販の難燃チューブなどを詰めることによって、簡単にファイアーストップが可能です。
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9. 金物付け・施工時間の短縮
金物はピンを打つだけの簡単取り付け。ワンスリット、コンパクト設計で現場での施工時間の短縮も図れます。
TWISTECの11種類
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合板の受け材など、特に耐力が必要のない部分に使用する金物です。
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合板の受け材など、特に耐力が必要のない部分に使用する金物です。
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柱頭柱脚部と横架材端部に使用する金物です。
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梁と梁の接合に使用する金物です。
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柱と梁の接合に使用する金物です。ノーマル使いとダウン使いの2つの使用方法があります。
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梁と梁の接合に使用する金物です。
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柱と梁の接合に使用する金物です。ノーマル使いとダウン使いの2つの使用方法があります。
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梁と梁の接合に使用する金物です。
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105角の柱で土台部分に使用する、ホールダウン金物です。
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120角の柱で土台部分に使用する、ホールダウン金物です。
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柱頭柱脚部分に使用する金物です。
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TW-150,TW-150T,TW-200,TW-200Tを取り付ける際に使用する金物です。
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梁、柱の緊結に使用します。
ピンの根元に突起をつけることにより、ピンの抜け落ちを防止しています。
TWISTEC よくある質問
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- Q.柱勝ち工法でも使えますか?
- もちろん従来の金物工法のように、柱勝ち工法にも対応しています。柱勝ち工法の場合はフラットタイプ金物で、アップ・ダウンの取り付けが発生します。
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- Q.TWISTEC金物を部分的に使うことはできますか?
- 可能です。金物と在来軸組のハイブリット工法のように混在させて使用することもできます。
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- Q.プレカットはどこでできますか?
- 当社以外では未だ限られた工場だけですが、徐々に加工拠点が広がっています。当社までお気軽にお問合せください。
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- Q.マニュアルはありますか?
- 技術マニュアルがございます。当社までご請求いただければ、無料でお送り致します。